グラフついでに、「近畿地方より南から長野県へのアサギマダラの移動 2014-2022年」をご紹介します。
主に5月から6月にかけて、北上のアサギマダラが南の暖かい地方から長野県にやってきます。ほぼ毎年、山などで再捕獲されています。
南の温かい方面の皆さんがマーキングしたアサギマダラが北の方で再捕獲されるケースは非常に少ないので、ここに掲載したのはとっても貴重なデータです。
長野県内での記録としては、2017年と2018年には3例の北上の再捕獲がありました。今年も2例の再捕獲が記録されました。
どこから来ているのかは色を見てください。紺色は鹿児島県からです。屋久島町からは、2017、2018、2019年と3年連続で3例が記録されました。さらに2018年には、西之表市の5月のマークが6月と7月に記録されています。どちらも島ですので驚きですね。
今年は徳島県からの2例の移動が記録されました。水色がそれです。
各地の皆さんが頑張っておられるので、こうした移動が明らかになっていますが、その努力は半端ではないと思われます。
今年の個体数が多い少ないとは直接は関係ないと思いますが、ご紹介させていただきました。