今回は補足と応用を解説して、一旦終了とします。
私たちの世代は、PCが基本で、スマホを予備的に使う人が多いのですが、若い方はスマホしか持っていない人も多いようです。補足としては、スマホのみでいかにマーキングデータの処理を行うか、についてまず解説します。
スマホのブラウザはGoogle chromeが便利と思います。このブログはPC、タブレット、スマホの全てで適正に表示されますので、スマホで説明を読んでやってみてください。便利なマーキング・アプリ「Marking Helper」も全機種に対応しています。アサギマダラ年鑑はPCのみに対応しているので、スマホの小さな画面では少し見にくいと思いますが、表示はされます。親指と人差し指を使って開くと、画面が拡大されます。表計算アプリは、(Google)「スプレッドシート」を使ってください。たいていのスマホには、標準でインストールされているはずですが、なければplayストアでインストールしてください。
アサギマダラ年鑑のデータをスプレッドシートに蓄積する簡単な方法は、まずアサギマダラ年鑑の必要なデータを表示させ、その必要なものを指で押すと、選択範囲を示す2つの青色のアイコンが表示されます。そのアイコンを動かして、必要な範囲を確定させ、上のメニューから「コピー」を選びます。そして、スプレッドシートを起動させて、右下の+を押します。そして下側の「新しいスプレッドシート」を押すと、新しいファイルが作成されます。そのセル(マス目)の1つを押して、選択して、表示されるメニューの「貼り付け」を選ぶと、データがペーストされます。こうやってどんどんコピー・ペーストしていくとデータが蓄積できます。
応用篇の解説は、まず記録用紙の編集です。第3回で説明したPDFをワードで読み込んで、自分用に編集できるはずです。あるいは、PDFを印刷したものを手書きで自分用に修正して、コピーして増やして使ってください。
また、夏休みなどの自由研究でアサギマダラを調査するのもいいでしょう。このシリーズの解説では、用紙に手書きしたマーキングデータをデジタル化することはありませんでした。自由研究ではそのまま表計算ソフトに入力して、前翅長のグラフを作成したり、気温や湿度などの各項目で相関関係を調べてみるのもいいでしょう。タオル・キャッチのメカニズムも完全に解明されていません。モンシロチョウやキアゲハなど、白っぽいチョウが白い回転タオルに誘引されます。いろいろな色のタオルを使って誘引される種類を調べたりするのも興味深いと思います。お子さんのそれぞれの興味でテーマを選び、調べてください。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。
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