皆様、今晩は、京都の長谷川です。
先日保留にした分も含めて、2005年のアサギマダラ標識記録の点検、データベース化が終わりましたので、順次、アサギマダラプロジェクトのホームページ内[アサギマダラ年鑑]に載せていきます。ここまで時間がかかってしまったのは、ひとえに小生の怠慢の性です。深くお詫びいたします。次は、2005年の再捕獲・移動資料の整形に取りかかります。これも完成次第順次載せていきます。
標識記録をデータベース化するに当たり、留意したのは以下の事項です。これが最良だとは思っていませんので、良い案をどんどんお聞かせください。どうすればわかりやすく使いやすいものに出来るか、まだまだ試行錯誤の最中です。
記載の中に間違いがあると思います。訂正をよろしく御願いいたします。なお、愛知の犬嶋様・山梨の渡辺様から以前個人的に頂いた資料は、ここに載せるのに間に合いませんでした。整理でき次第、載せていきます。
1.標識記号:基本的に、「標識者記号・個体番号・標識地記号・日付」の順にいたしました。標識記号がなかった報告についても、ある地域・ある日に標識された数が分かっているものはあえて記載しました。
2.標識地:標識地の絞り込み・特定は、地図ソフト「プロアトラス」を用いて行いました。標識地は、住所にしてあり、標識地の最後の( )内は、ポイント地名として使えるだろうと思い、記入しました。ポイント名がこれで良ければ、ここから、住所・緯度経度や標高などを自動的に表引きできる表をつくりたいと思います。いくつかに地点で、これではどうかな(地点特定でです。小生の責任範囲でです)と思うものもあります。例えば、東京都の高尾山の各地点を、小生は拾え無かったので、一括して高尾山として扱いましたが、問題を感じています。また、「○○市自宅の庭」は、ちょっと限界でした。こういう部分は、ぜひご教示を御願いいたします。
3.標識地住所:ほとんどが、旧郡市町村名です。小生が使用している地図ソフト「プロアトラスW2」は、旧郡市町村のものなのです。先日ようやく新版を買いましたが、まだインストールしていません。次の年のまとめからは、新住所にしていき、今までのものも順次新住所にしたいと思います。
4.メッシュコード・緯度経度:報告の中にあった物は、そのまま掲載いたしました。ないものについては、上記と同じく、地図ソフト「プロアトラス」を用いて行いました。標識地が、半径2kmくらいまで絞り込めたもの、及び小さな島は、その中心地付近の緯度経度を記しました。そうでない場合は、空欄にしました。2005年の表は、メッシュコードですので、「メッシュコード・緯度」の欄にのみ数値が入っているものは、メッシュコードを、「メッシュコード・緯度」の欄と「経度」の欄に数値が入っているものは、緯度経度を示しています。「緯度経度」の標記は「35-25-45」なら「度-分-秒」を表し、「35.5697」なら小数点記載になっています。ここも、将来的には統一したいと思います。
5.備考欄:ここが、一番迷った部分です。資料を解析される方によって、気候条件や訪花植物などさまざまなものに重点を置かれると思います。それで、報告された情報は、(書き方を変えたものはありますが)ほぼ全て記載しました。そのため、ぎゅうぎゅうに詰め込んだ形になり、非常に見にくくなってしまいました。
6.表の最後に、「改訂日付」を入れました。もし、ミスチェックして頂けましたら、該当の資料の部分と、最後の部分に、「改訂日付」を入れて頂くと、以後の整理がしやすくなります。
付1.asagiMLからのものは、手書き写しではなく、必要箇所をコピーできるようにした表をつくり、それを元に作成しましたが、点検していると、思ったところと違う箇所がコピーされてしまっているものもありました。ぜひ、ミスを発見して頂きますように御願いいたします。
付2.とにかく膨大な資料があります。これを分散させたままでは、非常にもったいないと思います。やれるときに少しずつやりたいと思います。アサギ調査は、個人でも出来ますが、その全体像は、個人データでは見えてきません。資料集積をしてこそ、そして、解析に耐える形にしてこそ、全体像が見えてくると、小生は信じて止みません。これをうまく解析して、asagiの謎に迫るものをつくって頂ける方、よろしく御願いいたします。