スイゼンジナの育成に挑戦:長野県北アルプス山麓

一週間ほど前から、またスイゼンジナの育成に挑戦しています。

最初の2回は、いただいた苗から育てたのに、花を見ることもなく、越冬させることもできずに枯らしてしまいました。

そんなこともあって、まったく自信がなかったのですが、ご親切な方から7本に枝分かれして15-20cmほどに育ったスイゼンジナを1株いただき、3度目の挑戦を始めました。

いただいた当日の写真は撮っていませんが、一気に成長した今のスイゼンジナを撮影しましたのでご紹介しますね。

雨が多いので、水やりは時々なのですが、長野県北アルプス山麓の標高600m付近とはいえ、ここのところ暑くて35℃近くにもなります。そのせいか、こんなにも茎が伸びました。

いただいた時には蕾は固かったのですが、今はもうすぐ咲き出すくらいに頭が黄色くなってきました。

「アサギマダラが好む香りってどんななんだろう」と、鼻を近づけてみたんですよ。でも私には微妙な香りが分かりませんでした。花には独特の匂いがあるようなんですけど、きっと私が鈍感なんでしょうね。

黄色い蕾の下には、まだちょっと固い蕾もありますね。

 

もう一つの枝の蕾も色づいてきました。

2、3日で咲くのでしょうか?

こっちはまだ固い蕾ですが、もうちょっとで先が色づきそうですね。

今年は初めて花を見ることができそうで、ほんとに楽しみです。

 

実は、長野県でスイゼンジナを育てているという人に10年以上前にお会いしましたが、お聞きするとハウス栽培だとのことでした。

葉っぱには栄養があってすぐれものの野菜みたいですが、北アルプス山麓は1月下旬から2月下旬にかけては氷点下10℃以下にもなり、土も凍ってしまいます。そんなところでは、ヒーターを入れたハウス栽培しかできません。

暖かい地方の植物を育てても、みんな家の中に入れないと越冬できないので、玄関前の廊下は鉢物だらけになってしまいます。そんな状況が数ヶ月続きます。

でも、「こんなところにもアサギマダラが来るかも知れない・・・」と、淡い希望を抱きつつ、今回は3回目の挑戦をしたというわけです。

育て方、増やし方も教わりました。冬の間は茎を斜めに切ってペットボトルに入れておくだけでいいんだそうです。確かに冬は水も腐りにくいので、頻繁に水の交換をしなくても良さそうですね。

その間に勝手に根が出るようです。ずぼらな私にもできそうです。

暖かな春になったら、土を入れた鉢に植えるのだそうで、そうやって枝の数だけ増えるのですね。とにかく何とかやってみます。

 

これとは別に、松本市の園芸店でスイゼンジナの別名の金時草も販売していたので一ヶ月ほど前に苗を求め、標高900mの朝日村の管理地に2株植えてみました。金時草は花が咲かないとお聞きしていたので、アサギマダラを誘引するかどうか分かりません。こっちはダメでもともとです。

金時草はどんなにスグレモノの野菜でも葉っぱを食べるのが目的ではなく、そこに頻繁に通えるわけでもないので、行った時に葉っぱを鑑賞するだけになりそうです。

スイゼンジナの方はまた時々報告できればと思っています。