キジョランで蛹だったアサギマダラが旅立つ:熊本県熊本市

4月27日付けのブログの、益田勝行さんが熊本市内で24日に確認してくださったキジョランにあった黄緑色の蛹ですが、「昨日(4月30日)、蛹を見てみたら羽化し無事旅立った模様です」と、先ほど益田さんから連絡が入りました。

 

4月30日までに旅だったアサギマダラの蛹の抜け殻:益田勝行さん提供

 

キジョランでアサギマダラの蛹と抜け殻確認:熊本県熊本市

あの後、あの綺麗な蛹が1週間ほどで羽化したんですね。

確認前に旅立たれてしまった益田さん、「ということで、私はまだ今年はアサギマダラを見ていません(笑)」と、ちょっぴり嬉しいやら、成長を見れずに残念なような・・・

でも、熊本市内の「立田山の別の場所の方から、昨日と今日アサギマダラを1頭づつ見たと伺いましたので、そちらへ立ちよったのかもしれません」と、ちょっとホッとしたような気持ちの益田さん。笑顔が目に浮かびますね。

無事に羽化し、あちこち立ち寄りながら北東を目指す旅に出たのかも知れません。オスだったのかメスだったのか、いつ羽化したのかなど疑問は想像として膨らむばかりですが・・・この先素敵なパートナーと出会い、無事に旅を続けてほしいですね。

秋にはきっと次の世代の子どもたちと一緒に、大家族になって熊本に戻ってくるのかも知れませんよ。

さて、どこに立ち寄って皆さんにお会いできるのやら。マークもありませんが、出会った皆さんからのご報告をお待ちしております。

キジョランでアサギマダラの蛹と抜け殻確認:熊本県熊本市

アサギマダラの会員で熊本県にお住まいの益田勝行さんから24日、熊本市内の知人が育てているキジョランの葉裏で撮影したアサギマダラの蛹と蛹の抜け殻の画像を、提供していただきました。

益田さんが確認されたのは雨上がりとのことですが、緑色の蛹、とっても綺麗ですね。翅の一部が透けて見えますね。

アサギマダラの蛹 熊本市にて:益田勝行さん提供 2022年4月24日撮影

 

益田さんの知人の方は、アサギマダラを呼ぶために吸蜜植物のフジバカマの他に、幼虫の食草となるキジョランなども育てているそうです。

益田さんが20日に伺ってキジョランを確認したところ、2つの蛹があり「羽化してくれたら・・・」と期待していました。

その後、24日にも伺って確認したところ、抜け殻を2つ、蛹をひとつ確認して撮影できました。それが上と下の画像です。

アサギマダラの蛹の抜け殻1 熊本市にて:益田勝行さん提供 2022年4月24日撮影

もう一つはこれです。

 

アサギマダラの蛹の抜け殻2 熊本市にて:益田勝行さん提供 2022年4月24日撮影

 

昨年の羽化は4月15日に初めて羽化したとのことで、今年は20日以降ですので、若干遅いのかもしれません。

益田さんは「最後の蛹も無事羽化して旅立ってくれたらと思います」と、話しています。熊本市から旅立つ日はもうそろそろかも知れませんね。

益田さん、貴重な画像と情報提供を有難うございました。

アサギマダラの初見情報:熊本県上天草市

熊本県の益田勝行さんから17日、「天草の友人から、本日、アサギマダラが1頭飛来したとの連絡がありました」と、アサギML(メーリングリスト)[asagi:04032]を通して連絡が入りました。

場所は上天草市維和島です。

長野県の私は天草の位置はある程度知っていましたが、お恥ずかしながら維和島は知りません。慌てて Google Earth で確認し、維和島に黄色いポイントをつけました。

昨年の初見データを調べてみましたら、4月9日に益田さんによって維和島での初見情報が寄せられていました。8日ほど遅い初見だったようですが、益田さんのおっしゃるように「天草はアサギマダラの通過ルートのひとつのようです」。

実は私の Google Earth には 、黄色いポイントと赤い線がいっぱいなんです。アサギマダラの移動を記しているのですが、過去のデータを消去してないために、そうなってしまったんです。

その赤い線を見てみますと、熊本県の上を「長野県小谷村→台湾澎湖県」(2020年)や、「山形県蔵王→台湾基隆市」(同年)の2点間を直線で結んだ赤い線が通過しています。どちらも2200kmを超える距離の移動でした。

熊本県は北上だけではなく、南下のアサギマダラの通り道にもなっているのかも知れません。

益田さんは「熊本県内でも、アサギ・ファンは増えています」とのこと。本当に嬉しいことです。熊本の皆さんにもっともっとアサギマダラに関心を示していただき、こうした情報が増えて、謎の解明に一歩でも近づけたらいいですね。

益田さんと維和島のお友達の方、ご協力、大変有難うございました。