【注意!】長野県小諸市条例でアサギマダラが罰則のある捕獲禁止に

マーキングをされる皆さまへ

長野県小諸市で、アサギマダラが市条例で規制されているとの情報をいただいきましたので、調べてみました。特例を除き、条例で捕獲などが禁止されているほか、罰則規定もありますので、ご注意ください。

小諸市指定保護動植物(令和6年1月現在)https://www.city.komoro.lg.jp/soshikikarasagasu/shiminseikatsubu/seikatsukankyoka/1/4/2/1/14245.html
指定保護動植物概要(令和6年1月) <https://www.city.komoro.lg.jp/material/files/group/10/siteishiryo.pdf>
chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/https://www.city.komoro.lg.jp/material/files/group/10/siteishiryo.pdf

小諸市動植物の保護に関する条例
https://www.city.komoro.lg.jp/soshikikarasagasu/shiminseikatsubu/seikatsukankyoka/1/4/2/1/13505.html

(捕獲等の制限) 第10条 何人も、保護動植物の生きている個体(卵及び種子を含む。ただし、飼育し、又は栽培している個体若しくは繁殖させた個体は除く。以下同じ。)の捕獲、採取、殺傷又は損傷(以下「捕獲等」という。)をしてはならない。ただし、次に掲げる場合は、この限りでない。 (1) 法令等に基づく場合 (2) 学術研究又は種の保存を目的として繁殖をさせるために保護動植物の生きている個体の捕獲等をする場合 (3) 人の生命又は身体の保護に必要がある場合 (4) 人の財産の管理に必要な最小限の行為を行う場合 (5) 前各号に掲げる場合のほか、市長が特に必要と認める場合 2 前項の規定に違反して捕獲等をされた保護動植物の個体及びその器官並びにこれらの加工品は、所持し、譲渡し、若しくは譲り受け、又は引渡し若しくは取引をしてはならない。

(罰則) 第16条 次の各号のいずれかに該当する者は、5万円以下の過料に処する。 (1) 第10条の規定に違反した者 (2) 第12条の規定による命令に違反した者 (両罰規定) 第17条 法人の代表者又は法人若しくは人の代理人、使用人その他の従業者が、その法人又は人の業務に関し、前条の違反行為をしたときは、行為者を罰するほか、その法人又は人に対しても同条の過料を科する。

以上です。

秋の南紀調査会の案内

アサギマダラの会では、今年も南紀で秋の調査会を開催しますので、参加者を募集しています。

昨年は台湾の澎湖島の小学校の修学旅行を兼ねて、台湾のアサギマダラ愛好者らが来日され、共同調査を行いました。活発な交流が行われ、楽しい時間を過ごすことができました。

今年は台湾からの訪日ではなく、香港からの参加の可能性があります。

調査会の詳細は参加者で相談して決定しますが、次の案が浮上しています。10月27日のアサギマダラ祭りは確定ですが、計画は変更可能です。

10月26日(土) 探索組:日の岬、標識専念組:日高町西山→午後:印南町切目神社、晩:アサギマダラの移動に関する意見交換
27日(日) イベント組:上富田町興禅寺アサギマダラ祭り、標識専念組:下鮎川フジバカマ園(→田辺市龍神村殿原フジバカマ園)、晩:宴会
28日(月) 潮岬

日の岬、潮岬では、アサギマダラをはじめとする多くの昆虫が海に出ます。切目神社にはスナビキソウの不思議な大群落があります。晩の意見交換会では、アサギマダラの調査の未来について語り合う予定です。27日の意見交換会・宴会ではフジバカマ園の白絹病対策について話し合いましょう。

アサギマダラの会の会員でなくても参加できます。初心者も大歓迎です。特に、車で同行参加される希望がありましたらありがたいです。金澤の車には香港勢が乗り、その参加者も増える可能性があります。

参加を希望される方は、私への電子メールでお知らせください。全日程でなくても、1日だけの参加でもかまいません。車がなくてもいいです。相談しましょう。香港勢が参加すれば外国との交流の絶好のチャンスです。

よろしくお願いいたします。

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Itaru KANAZAWA (金澤 至)
p.niphonica@gmail.com

迷子のアサギマサラ2「ナガノ NHP」「のっぺ NHP」どこから来たの?

迷子のアサギマダラの続編です。

アサギマダラの全国調査をしているMasuzawaさんから、「ナガノ」マークの迷子のアサギマダラに関係して、画像と追加情報を提供していただきました。

追加情報として、以下の「ナガノ」マークも2023年に再捕獲されていました。

「ナガノ」マークは、全国各地で再捕獲されているようですが、いまだに標識者も標識地も判明いたしません。長野県内での標識だろうと思われますし、「NHP」は標識者のマークと思われます。

お心当たりの方はコメント欄などでぜひご一報をお願い致します。

この時期、山に行くときには「虫刺され用の薬」をお忘れなく!

久々に昨日松本市の美ヶ原林道に行ってきました。ヨツバヒヨドリも咲き、アサギマダラもいるのですが、アブやハエ、スズメバチが寄ってきて大変でした。

車を止めてドアを開けるだけでどっと押し寄せるように入ってくるのです。そして洋服の上からもズボンの上からも長い針でチクリと刺すんですね。素手で叩き潰したアブもいましたが、追い払うのにも大変でした。

そこでお願いですが、どうか夏山に行くときには、虫刺され用のお薬を持参してください。

当日は夢中でマーキングや撮影をしていたためか、痛さも痒さも感じなかったのですが、朝になって体のあちこちが痒く、無意識に手が患部を掻いているんですね。そこで早速、昨年スズメバチに刺されたときに処方していただいた薬を取り出し、何箇所かに塗りました。今は痒みが収まっています。

今頃の時期は、春に北上してきたと思われる、翅が傷ついたようなアサギマダラに出会えますし、近くで羽化したと思われるピカピカのアサギマダラにも出会えます。

そんななので夏の時期は感動も多いのですが、アブやハチにはぜひ用心してください。お子さん連れの皆さんは時に、虫刺されの薬を持っているだけで、ちょっと安心ですね。

マークが付いたアサギマダラにも出会えるかもしれませんが、ぜひお気をつけて、山のアサギマダラのマーキングや観察、そして撮影を楽しんでください。素敵な経験ができますように。