秋の南紀調査会の案内

アサギマダラの会では、今年も南紀で秋の調査会を開催しますので、参加者を募集しています。

昨年は台湾の澎湖島の小学校の修学旅行を兼ねて、台湾のアサギマダラ愛好者らが来日され、共同調査を行いました。活発な交流が行われ、楽しい時間を過ごすことができました。

今年は台湾からの訪日ではなく、香港からの参加の可能性があります。

調査会の詳細は参加者で相談して決定しますが、次の案が浮上しています。10月27日のアサギマダラ祭りは確定ですが、計画は変更可能です。

10月26日(土) 探索組:日の岬、標識専念組:日高町西山→午後:印南町切目神社、晩:アサギマダラの移動に関する意見交換
27日(日) イベント組:上富田町興禅寺アサギマダラ祭り、標識専念組:下鮎川フジバカマ園(→田辺市龍神村殿原フジバカマ園)、晩:宴会
28日(月) 潮岬

日の岬、潮岬では、アサギマダラをはじめとする多くの昆虫が海に出ます。切目神社にはスナビキソウの不思議な大群落があります。晩の意見交換会では、アサギマダラの調査の未来について語り合う予定です。27日の意見交換会・宴会ではフジバカマ園の白絹病対策について話し合いましょう。

アサギマダラの会の会員でなくても参加できます。初心者も大歓迎です。特に、車で同行参加される希望がありましたらありがたいです。金澤の車には香港勢が乗り、その参加者も増える可能性があります。

参加を希望される方は、私への電子メールでお知らせください。全日程でなくても、1日だけの参加でもかまいません。車がなくてもいいです。相談しましょう。香港勢が参加すれば外国との交流の絶好のチャンスです。

よろしくお願いいたします。

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Itaru KANAZAWA (金澤 至)
p.niphonica@gmail.com

アサギマダラの会の会誌Paranticaの公開

本会の会誌Paranticaは、現時点で9巻1号までが発行されていますが、発行から2年後に公開され、次のリンク、URLから検索可能なテキスト付きPDFがダウンロードできることになりました。

ParanticaのPDF

https://www.asagi-org.jp/~asagi/asagipara/

アサギマダラの文献調査にご活用をお願いいたします。

ホームページのリンク集にもリンクを記載しましたので、しばらくすると検索ページにも表示されるようになると思います。

本会は会誌Paranticaの他にも、会員向けの連絡誌「We love! アサギマダラ情報」なども発行しています。それらも徐々に公開する方向で準備を進めております。

ご期待ください。

2023年度のまとめ&2024年度計画立案会(通称「まとめの会」)プログラム

本会のまとめの会の内容が明らかになりました。Zoom Meetingによる開催で詳細は次のようです。アサギマダラに関心のある方は、どなたでも視聴できますので、最下段のメールアドレスに「まとめの会参加希望」というタイトルで、本文にお名前と、参加視聴するPC等のメールアドレスを書いて3月17日までに送ってください。総会については、非会員はオブザーバー参加になります。

アサギマダラの会
2023 年度のまとめ&2024 年度計画立案会(通称「まとめの会」)プログラム
 日時: 2024 年 3 月 24 日(日) 13:00~17:00
 様式: Zoom Meeting によるオンライン開催
 参加者: 本会会員および会員外でアサギマダラに関心のある者(ともに事前の参加申し込みメールが必要)
 内容:
  13:00 開会・諸連絡・ Zoom 使用上の案内など
  13:05 会長挨拶 10 分
  13:15 【研究発表①】金澤至氏 30 分(質疑時間含む 以下同じ)
  『台湾勢への対応報告』
  『マーキング DB 構築の試案』
  13:45 【研究発表②】湯田冴氏 30 分
  『マーキング解説用 youtube 動画の試作』
  14:15 【研究発表③】佐藤元氏 30 分
  『蝶の道』
  14:45 休憩 15 分
  15:00 【研究発表④】安川憲氏 30 分
  『標識調査-奄美群島を中心として-』
  15:30 【研究発表⑤】土居咲貴氏(大阪公立大学大学農学研究科修士1 年)30 分
  『数種のマダラチョウ種に対するマダラヤドリバエの寄主適合性に関する研究-マダラチョウの移動性と天敵に注目して-』
  16:00 参加者全員による自己紹介と近況報告
  16:30 総会(30 分)
  17:00 閉会

参加者募集「長野県白馬村でのアサギマダラの調査・観察会」

長野県の標高1500mの山で、渡りチョウ・アサギマダラの調査・観察をしてみませんか!

  •  アサギマダラの訪花植物の確認と撮影
  •  アサギマダラの食草イケマを害するジュウジナガカメムシの調査
  •  アサギマダラがいれば、作業道でマーキング

 

日時:第一回 2023年6月26日(月)10:00〜12:00

第二回 2023年8月07日(月)10:00〜12:00

  •  9:30白馬五竜エスカルプラザのゴンドラチケット売り場前集合。
  •  前日12時頃の気象庁天気予報により、当日6:00-12:00の降水確率が50%以上なら中止。前日のうちにお知らせ致します。

 

場所:長野県白馬村五竜高山植物園

募集人員:約20人

対象者:実名で報告してくださる小学生以上の方

(小学生は保護者同伴)

参加費:一人300円(腕章代)

交通費・ゴンドラ代・宿泊費・食事代・レジャー保険などは自己負担

 

持ち物: 昆虫採集用捕虫網(作業道以外では、ネットにカバーをしてください)

油性フェルトペン(細書き黒)、プラスチック定規(10cm程度の短いもの)、筆記用具、A4のバインダー、雨具、水筒、弁当(山頂レストラン利用の場合は不要)、カメラ(訪花植物・マーキング個体等撮影用。スマホ可)、帽子、その他野外調査に必要と思われるもの。

その他 • 長袖、長ズボン、滑りにくい運動靴。

  •      調査・観察は高山植物園内で行ないますが、マーキングは勾配がある植物園脇の作業道です。

・スタッフは人数不足ですので、車椅子などの方は、作業道入り口付近でのマーキングとなります。

  •      せっかくご参加くださっても、アサギマダラがいない場合も想定されます。ご了承ください。
  •      感染症拡大の場合には、取り止める場合もあります。
  •      当日急に参加できなくなった場合は、9時半までにご連絡をお願いします。

 

申し込み方法:メールで、下記まで。参加者氏名・メールアドレス・電話連絡先などをお知らせください。

締め切り:第一回:2023年6月16日(金)。第二回:2023年7月28日(金)

 

お申し込み•お問い合わせ

アサギマダラの会白馬調査会 世話役 田原富美子

Email :poco.jin@gmail.com

2022年度のまとめ&2023年度計画立案会(通称「まとめ会」)プログラム

アサギマダラの会の「まとめ会」のプログラムなどを紹介します。

日時: 2023 年 2 月 18 日(土) 13:00~17:10
様式: ZoomMeeting によるオンライン開催
参加者: 本会会員および会員外でアサギマダラに関心のある者
(ともに事前の参加申し込みメールが必要)

内容:
13:00 開会・諸連絡・ Zoom 使用上の案内など

13:05 会長挨拶

13:10 【ミニ・シンポジウム】80 分
 『アサギマダラ個体数の変動要因は何か』–なぜ 2022 年は少なかったのか–
 【基調講演】本田計一氏(西条生態学研究所・広島大学名誉教授)
 ディスカッション

14:30 【研究発表①】渡辺康之氏 25 分
 『2022 年、兵庫県宝塚市・尼崎市武庫川沿岸地域におけるアサギマダラのマーキング調査について』

14:55 休憩 15 分

15:10 【研究発表②】山上初音氏(大阪大学大学院理学研究科生物科学専攻)25 分
 『アサギマダラの定位方角を調べる実験系の構築』

15:35 【研究発表③】金澤至氏・﨑山孝也氏 25 分
 『和歌山県のアサギマダラなどの新知見』

16:00 【研究発表④】増澤敏弘氏 25 分
 『のっぺ山荘でのマーキング調査から』

16:25 【研究発表⑤】藤野適宏氏 15 分
 『ジョロウグモはなぜアサギマダラを食べないのか』

16:40 総会(30 分)

17:10 閉会

2022年度のまとめ&2023年度の計画立案会(通称「まとめ会」)のご案内

2023年2 月1日 アサギマダラの会事務局・村上豊

恒例の「まとめ会」開催が決まりました。昨年と同様に、今回もZoomMeetingを利用しておこないますので、遠方の方にも気軽にご参加頂けます。多くの方のご参加をお待ちしています。

開催日程:2023 年 2 月 18 日(土)13:00~17:10
開催方法:Zoom を用いた ON-LINE での開催
参加対象者:アサギマダラの会会員およびアサギマダラ調査に関心をもつ方(非会員可
参加方法:事前に参加申し込みをメールにて発信
      ↓
     事務局より視聴 URL を受信
      ↓
     開催当日に視聴 URL に繋ぐ
開催内容
ミニ・シンポジウム「アサギマダラ個体数の変動要因は何か」
 基調講演・本田計一氏(西条生態学研究所・広島大学名誉教授)
 参加者全員によるディスカッション
研究発表5題
総会

2022 年は各地でアサギマダラが少なかったと言われています。多かった2021年とは何が違っていたのでしょうか。アサギマダラの出現数を決める要因を探ります。基調講演を広島大名誉教授の本田計一氏にお願いしました。

参加の申し込みは、視聴を希望する PC(あるいはスマホ)から、以下のアドレス宛メールにて、本文に必ず「お名前」を記入の上送付してください。また件名は【まとめ会参加希望】としてください。2月 11 日(土)までにお願いします。

jym-0644【アットマーク】zeus.eonet.ne.jp (アサギマダラの会事務局)(【アットマーク】を @ と入力してください)

明けましておめでとうございます!

遅ればせながら、新年のお慶びを申しあげます。本年もこのブログ、アサギマダラの会をよろしくお願いいたします。

私事ですが、和歌山県に設置した調査所を年末に転居する必要に迫られ、ようやく近くの新居への移転が終了して、機能するようになりました。

コロナ禍の中でしたが、和歌山県での調査所生活も3年が経ち、アサギマダラを愛好する地元の多くの方々と知り合うことができました。和歌山県ではフジバカマ園が続々と開園し、とても盛り上がっています。皆さん、とても熱心で、大阪に比べて地の利もあり、今後の発展がとても楽しみです。

ウサギ年の今年は飛躍の年になるでしょう。みんなでアサギマダラ調査を楽しみましょう。

12月1日現在の「アサギマダラの再捕獲:2022」

台湾からの移動と台湾への移動を含む、今年の全国でのアサギマダラの再捕獲をマッチングしてみました。

 

グラフの下にも書いておきましたが、2022年12月1日24時現在です。

大阪市立自然史博物館のアサギML(メーリングリスト)に寄せられたデータの集計ですが、手作業でやっていますので、集計ミスもあると思います。

2022年に標識された個体が対象で、再々捕獲は2例、再々再捕獲は3例扱いしており、合計924個体による936例です。

記録中や、標識者不明個体なども含めています。

暖かい地方では、まだまだアサギマダラを見ると思います。翅にマークが付いたアサギマダラに出会いましたら、可能でしたら捕獲し、写真を撮り、ぜひご報告ください。

皆さんのご協力をよろしくお願いいたします。

【「WK TM」の標識者を探しています。徳島県・鹿児島県などで幾つも再捕獲】

迷子のアサギマダラのご案内です。

昨年から「WK TM」と思われるマークのアサギマダラが、徳島県や鹿児島県で幾つも再捕獲されています。

標識者がわからないためにただ迷子になっています。ご存じの方はいらっしゃいませんか?

上の画像は、20211030、徳島県海部郡美波町阿部で再捕獲されたアサギマダラです。([asagi:02697]【再捕獲情報】より)

「WK TM」の特徴ですが、「WK」は横書き、でも「TM」は、まるで作った記号でもあるかのように、TとMは上下の表記となっています。何箇所かで再捕獲された画像から、恐らくTMだろうと判断しています。

「TM」の右横には「-〇〇〇」と、個体の通し番号が記されています。今年11月に鹿児島県喜界島で再捕獲された個体には「-930」と書かれており、([asagi:05928]【再捕獲情報_73】)、昨年、徳島県で再捕獲された個体には、上の画像のように「-492」と、500に近い番号があります。

画像から、この個体は、上から「10/24 WK T M -492」と書いてあると思われます。

通常、何百頭ものアサギマダラに標識する人は、大阪市立自然史博物館のアサギMLに登録してマーキングします。登録しないと、どこかで再捕獲されても、情報が何も入ってこなく、やっていることが無意味になってしまうからです。

でも、このマークの方は、アサギMLには登録していない方だろうと思われます。再捕獲情報が出ても、昨年も今年も、何の反応もないからです。

ご存じの方はアサギマダラの会のこのブログのコメントでも結構ですし、Facebook アサギマダラ・マーカーの広場でも結構ですので、情報を入れていただけますか。

よろしくお願いいたします。

「募集終了!」アサギマダラの会主催「大山・夏の調査会」の案内

この案内のイベントは募集を終了しました。今後の参考のために残しておきます。

昨年・一昨年とコロナ禍のために開催できなかったアサギマダラの会主催・夏の調査会を2022年7月22~24日に鳥取県大山にて行います。

鳥取県伯耆大山は、古くから昆虫採集の好適地として知られ、多くのアサギマダラとも出会えます。本会では過去に4回の調査会を開催し、また会員が個人で調査してきたことで、少しずつですが成果を得るに至っていました。22 年度は末尾の添付ファイルの要領にて開催する準備を進めておりますのでお知らせします。

会員の皆様はもちろん、会員外の方もお誘い合わせの上、参加をご検討いただきますようお願いします。申し込み方法など詳細は添付の案内を必ずご覧下さい。よろしくお願いします。アサギマダラの会 事務局 村上豊

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